もみじとウメ4
日本のモミジの品種改良はこんなに立派な成果があがっているが、それも元禄頃からはじまったのである。
「万葉集」でハギについで、二番目に多く花が出現しているウメは、それ以来ひきつづき花木として愛され、植えられてきた。
ウメは花木であり、果樹でもある。
果樹としてのウメは今では二〇。
覆ほどが区別されている。
この数は日本の他の果樹の品種数と比較して、穏当な数であろう。
ところが花 種としてのウメでは、約二〇〇品種がある。
果樹の一〇倍の品種数になっているわけである。
果樹という実用植物と観賞用の植物との間に、このような人間文化の接し方に大差が生まれたことは面白い現象である。
花木としてのウメは非常に複雑な品種群となり、その中にはアンズ、スモモとの交雑でできたと推定されるものもある。
花木としてのウメは晶種群としてはつぎのように分類されている。