魔女の迷信と占い
V・エバンスの『ナンセンスの博物志』(原田敬一氏訳)に、つぎの一節を見つけました。
「この恐怖は猫の冷淡さや潔癖さ、夜行性、外面の穏和さと内面の凶悪さとの強い対照などのために一そう強くなる。
悪魔はよく猫のすがたをすると思われていたし、魔女はみな飼い馴らした猫を抱いて毎晩あるき、その偽乳首から乳を飲ませたものだった」
・・・魔女の迷信の強かったヨーロッパでは、聖ヨハネ祭の前夜に猫を焼き殺す風習でありました。
イングランドやスコットランドでも、猫を煉瓦製の竈で焼きころすと福がくるといい、できるだけ時間をかけて、じり、じりっと長く猫をくるしめた方がよいとされていたのです。
特に黒猫は、その相貌奇怪なところから、よけいに気味わるがられ、黒猫が目の前の道をよこぎると、行先に不吉なことがあるといいます。
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