もみじとウメ2
なぜならば日本のヒバ類は庭木として、たいてい五メートルくらいの大きさに仕立ててあって、ドワーフ(矯小、小人の意)という形容があたらないからである。
それで私はこれら全部をふくめて「異形針葉樹」とよんでみたい。
そうすれば、このような針葉樹の存在について、多くの人が認識をもつことができるようになると考えている。
落葉樹ではカエデの改良がすばらしい。
日本には紅葉をする樹木は多いが、ペンタキープの栽培下で多数の品種ができたのはカエデ類だけであろう。
日本のカエデの栽培品種は珍しくも多くの異なった種(スピーシス)からとりだされている。
ハウチワカエデ(「舞孔雀」が出ている)、コハウチワカエデ、ヒナウチワカエデ、イタヤカエデ、ウリハダカエデ、ウリカエデ、モミジ(イロハカエデ、オオモミジ〔「野村」が出ている〕、ヤマモミジ〔「手向山」が出ている〕に分けることもある)などから約二〇〇品種がとりだされている。