炭火焼きの炉
わたしが炭火焼きをこなせるようになったのは、「暮らしの手帖」のおかげです。
戦後しばらくたった頃に創刊され、最初は年4回の季刊でした。
現在は年6回の発行です。
初期のものはカラーのページはすごく少ないですが、内容的にはとてもユニークなものが多く、今読み返してみても新鮮な感じがする記事が多いのです。
そんななかでわたしの心を強く捉えたのは、20号の「魚を上手に焼くコツ」という記事。
銀座「新太爐」の木村義晴氏は、「魚をきつね色にきれいに焼くには焔は禁物、土のコンロでは駄目」と、組立て式の煉瓦の炉と、串の打ち方、焼き方などを写真入りで披露されています。
この炉は、煉瓦が11枚あればいつでもどこでも(戸外でも)使えるという便利なもので、使わないときは積んでおけばよく、第一安上がりなのです。
ただし、地面へそのまま置くと低すぎるので、台所の古くなったキャスター付きのワゴンを土間に下にして、その上にセットし、いつでも使えるようにしました。